理事長挨拶

現在理事長を務めております吉田栄夫よりご挨拶を申し上げます。

当財団は、極地、すなわち南極・北極両地域の調査研究の重要性に鑑み、その推進を図ることを目的として、財団法人日本極地研究振興会設立の認可を 1964年11月21日に文部省(現在の文部科学省)より受け、同年12月8日に創設の運びとなりました。折しも南極昭和基地が1962年2月に一旦閉鎖され、我が国の南極観測は中断しており、その再開に向けて国による準備が進められつつありました。当財団の発足はまた、この国家事業としての南極観測が休止中、米国科学財団極地局支援による南極最大の露岩地域ドライバレー地帯の、日本人チームによる現地調査が、ひとつの契機となりました。

以来、極地の現地調査、国際協同研究のためのシンポジウム開催などの国際交流、講演会の開催などに対し、多くの支援を行ってまいりました。1973年9月の国立極地研究所の創設によって極地研究体制は飛躍的に強化されましたが、研究分野の拡大とともに民間からの研究助成はますます重要となっています。また最近では極地研究成果の普及と教育活動への支援への需要も増し、それに応える取り組を行なっています。

公益法人制度は2008年に抜本的に改革されましたが、当財団は2013年4月1日、公益財団法人への移行を果たしました。これまでの50年にわたる長期の活動をベースに、新たな制度のもとで極地の研究教育活動への民間からの一層の支援を進めるべく努力をしてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

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